皆様、こんにちは。

今回は、奥深いアップルパイの世界をご紹介いたします。

世界の各地でよく作られ、多様なレシピが存在するアップルパイ。ひとえにアップルパイといっても、生地やりんご、味付けなど、地域によって特徴がみられます。よって今回は、世界中で愛されている様々な種類のアップルパイをご紹介します。

〈イギリス〉

イギリスで主流なのはあまり層のない練りパイ生地を、底と全体に被せるダブルクラスト。日本のように杏ジャムやナパージュで艶出しをせず、パイそのものの焼き色を活かした素朴なアップルパイです。フィリングにはりんごの他に、レモンやスパイスなどを加えることも。また、チーズを入れたものも人気で 「チーズを添えないアップルパイは抱擁のないキスのようなもの」ということわざがあるほどメジャーです。

〈アメリカ〉

アメリカでは、ザクザクの練りパイをイギリスと同じようにフィリングの上に被せたり、シナモンを効かせたクランブルをたっぷりのせて焼き上げます。

また、日本でお馴染みの網のようなラティストップアップルパイも主流。フィリングは、酸味が強く歯ごたえのあるグラニー・スミスという品種のりんごを柔らかく煮込んで使用することが多いそうです。

〈フランス〉

最後に、フランスです。フランスでは3つの異なる形のアップルパイがあります。1つ目は「クラシックスタイル」。パイ生地は底のみで、生の薄切りのりんごを 花びらのように並べた美しいアップルパイです。

2つ目は「ショソン・オ・ポム」。りんごを葉っぱ模様の折りパイ生地で包み焼いたものです。ショソンとはスリッパの意味で、形が似ているところから名付けられています。

3つ目は「タルトタタン」。キャラメリゼしたりんごを型に敷き詰めた上から、パイ生地をかぶせて焼いた伝統的なお菓子です。焼きあがったら、型をひっくり返して りんごの部分を上にして食べます。

このように世界中で様々な特徴がみらアップルパイはとても奥深いことがわかりました。皆様はどのアップルパイがお好きですか？