美味しいものを頬張って、幸せを感じ笑顔になって欲しい 『HEART’s Quiche』福井 裕一シェフインタビュー

お知らせ

大阪府・池田市にある「HEART’s Quiche」は、美味しさをぎゅっと閉じ込めた冷凍キッシュのテイクアウト・通販専門店。フランスのアルザス=ロレーヌ地方発祥の家庭料理で、前菜やオードブル、また具材によってはメイン料理として提供されるキッシュ。フレンチ出身のシェフが作る、今までになかった本格キッシュに込められた想いをご紹介します。

■キッシュを通じて思わず笑顔に、幸せな気持ちになることを約束
――なぜ冷凍専門のキッシュ店を開業されることになったのでしょうか?
キッシュは軽食やお酒とペアリングなど、どんな場面でも活躍する食べ物だと思っています。キッシュの専門店やネットでチルド販売しているお店は多くあるのですが、日持ちしないことがネックだと感じ、お客様がいつでも好きな時に食べられる冷凍専門のキッシュを開発して発売するようになりました。

――HEART’s Quicheのこだわりは?
「素材本来の味を楽しんで欲しい」という想いから、食材のポテンシャルを引き出せるよう、化学調味料や化学合成添加物に頼らず、体に優しい原材料を使用していること。パイは北海道産発酵バターを使用し、風味豊かな生地に仕上げています。
また、冷凍に特化したパイ生地とアパレイユにこだわっており、開発になんと半年間もかかりました。通常、デリカリや通販で販売しているキッシュは自宅で食べようとした際に、パイ生地のサクサク感がアパレイユの水分のせいで無くなってしまいがちです。しかし、HEART’s Quicheのキッシュは、サクサク感が残るようにパイ生地とアパレイユの間に天然由来の寒天フィルムを挟むことで水分移行を防止しているんです。自宅で解凍し、リベイクしても本来の美味しさを味わっていただけます。

■パイは奥深く、広い食べ物
――福井シェフにとって「パイの魅力」とは?
パイは、組み合わせる素材や温度、水分一つで変わってしまう奥深い部分が魅力です。パイは料理でもなく、お菓子でもない分野だと思っています。分量や調理法を変えるだけで数えきれないほどの料理やお菓子になる。その分、パイはデリケートで難しいので今後も扱い方を追求していきたいです。まだまだ面白い組み合わせや使い方があると思いますので、新しい可能性を探すのが楽しみです。

――今後のパイの可能性についてはどうお考えですか?
様々な形で表現できるパイですが、ビーガンやグルテンフリーという新たな分野が流行ってきており、さらに幅が広がっていきそうですね。既にHEART’s Quicheでは自家製の大豆ミートを使用しビーガンキッシュを販売していますが、主に女性の方に喜んでいただける商品となっています。

――パイへの熱い情熱をお持ちの福井シェフがおすすめするパイを教えてください。
東京「モノリス」さんのパテアンクルートです。ザクザクした香ばしいパイに贅沢な素材をふんだんに使用したファルスが包まれているのですが、絶妙な火入れで綺麗なロゼ色に染まっており、しっとりとしています。今まで食べた日本のパテアンクルートの中でとても印象に残っており、リスペクトの塊です。

HEART’s Quiche
【電話予約】072-734-8510
【URL】https://hearts-quiche.com/
【facebook】https://www.facebook.com/Heartquiche
【Instagram】https://www.instagram.com/heartsquiche/

chef profile
福井 裕一さん
料理学校在学中に料理を学びにパリ・南フランスへ。その後、ホテルやミシュラン星付レストランでの修行、飲食店での料理長などを経て、2021年HEART’s Quiche開業。