「この広い野原いっパイ」物語

お知らせ

皆さま、こんにちは。
森山良子さんと日本パイ倶楽部のコラボレーションで誕生した「この広い野原いっパイ」。
今回は、開発から発売に至るまでの物語をご紹介します。
良子さんやそのスタッフ、パイ倶楽部メンバーの想いが込められた物語をどうぞご覧ください。

■「この広い野原いっパイ」の始まり
(社)日本パイ倶楽部には、パイを愛する各分野の人たちが集まっています。
お菓子業界に限りません。たとえば藤井青銅理事の本業は、作家・放送作家です。
日本パイ倶楽部は2015年5月に設立されました。

同じ年の10月、ラジオで「オールナイトニッポンmusic10」という全国ネットの番組が始まります。
パーソナリティは森山良子さん。日本中の方が知っている大歌手です。
番組の担当作家が藤井理事でした。この偶然の出会いがのちにコラボパイを作ることになるとは、この時はまだ誰も知りません。

番組スタートから三年経った2018年暮れ。
森山良子さんのスタッフが、ふと「良子さんの音楽を聞きながら食べる、ゆかりのお菓子があればいいな」とひらめきました。
良子さんのデビュー曲『この広い野原いっぱい』にちなんで、『この広い野原いっパイ』というパイはできないだろうか?

さっそく森山さんに話してみると、「面白いわね。甘いのだけでなく、アルコールのおつまみにもなると嬉しい」と大賛成! 
そこで気がつきます。 「あ。番組作家の青銅さんは、たしか日本パイ倶楽部の理事だ」
そこで藤井理事に相談し、ここから森山良子さんと日本パイ倶楽部との「コラボパイ・プロジェクト」がスタートするのです。

■イチから作る
味も形も、イチから一緒に作るオリジナルパイにしたい」と森山良子さんも日本パイ倶楽部も意見が一致しました。
とはいえ、森山さんの拠点である東京とパイ倶楽部がある大阪とでは、ふつうは細かい連絡や試作品のニュアンスが伝わりません。
でも大丈夫。毎週一回のラジオ番組で森山さんと藤井理事が会っているので、協力体制はガッチリです。

■デザインby森山良子
「パイの形はどうしましょう?」
まず、森山さんのイメージをラフなイラストにしてもらいました。
広い野原に咲きこぼれる花と葉っぱがモチーフです。
これを元に、花の形と葉っぱの形の試作品が出来上がります。
最初は葉っぱ型がもう少し大きかったのですが、「小さく可愛い方がいいのでは?」と大きさを変更。
形が決まりました。

■味にこだわり、何度も試作
お花は甘く、葉っぱは少し大人の味にしたい
という森山さんのリクエストで、一箱で二種類の味を楽しめる形にしました。
試作してみると、甘い方の味はすんなり決まりましたが、大人の味の方がなかなか決まりません。
バジル味、チーズ味、トッピング式、練り込み式…何度も試しました。
森山さん自らも味見をして、ようやく「これね」というチーズ味に決まりました。

箱のデザインは歌詞にちなみ、メッセージカード入り
箱のデザインも大事です。5つの候補の中から、やっぱり歌詞の「赤いリボンの花束にして」にちなんだものに決まりました。
箱の中には、森山さんからのメッセージカードも同封することにしました。

■大人気で即完売!
こうして10か月かけて、森山良子さんと日本パイ倶楽部とのコラボパイができあがったのです。
2019年11月、大阪フェスティバルホールでの森山良子コンサートで初めて『この広い野原いっパイ』をお披露目したところ、大人気!
あっという間に完売です。
ファンの感想は「まさか、あの歌がパイになるとは」「面白くて、おいしい!」…とみなさん喜んでいるよう。
日本パイ倶楽部もそのお手伝いができて、一緒に嬉しくなりました。

『この広い野原いっパイ』はその後も森山さんのコンサート会場で販売し、大人気になっています。
「他の場所では買えないの?」という多くの声にお応えして、日本パイ倶楽部の通販サイトでもお取り扱いをしています。
さあ、森山良子さんの素敵な音楽のお供に、『この広い野原いっパイ』をどうぞ!